西和賀2日目。雨は止む気配がありません。
「四季彩の宿ふる里」でのんびり朝ごはんを食べて、、、そうそう、こちらのお宿は朝ごはんも凝っていておいしいんですよね。あ、この朝ごはんを食べて、夕飯の「土鍋ご飯」が本当に美味しかったことを実感しました。いえ、朝ごはんのお米もじゅうぶん美味しかったんですけど、同じ米とは思えないほどの味の違いだったので。
朝食後は、温泉にも入り、だらだらしてたら10時になってしまいました。そんなまったりした渓流釣りの様子は、食いたい魚は己で釣れをご覧くださいませ。
釣りのほうは堰堤で良型をなんとか2匹釣ることができました。相方と「せっかくだから食べたいけども・・・宿で焼いてくれるかなあ」なんて話が出たので、宿に電話をしてみました。電話をかけた時間は、ちょうど調理の方がいらっしゃらない時間だったらしく、フロントの方を困らせてしまい、すみません。
夕方、車で宿まで戻ったら、調理人の方がすぐに駐車場まで出てきてくださって「ああ、立派な岩魚ですね。一般的な塩焼きでいいですか?」と、魚を受け取ってくださいました。25CMくらいでそんなに大きくはなかったのですが、そんな風に言っていただけると嬉しいですねえ。
連泊2日目。
1日目と夕飯に変化をつけないといけない(=別メニューを作らなくてはいけない)から料理人さんには申し訳ないなあ、と思いつつ、でもどんなお料理が出てくるのか楽しみ~。
食前酒:にごり杏露酒
前菜:つぶ貝の山葵風味・バイ貝の旨煮・鯛のスモーク・生ハムチーズ巻・青柳の酢味噌
昨日の失態を反省し、食前酒は一気飲みせずに前菜をいただきながらちびちび飲みます。でも、喉越しが良いので一気に飲みたくなるー!!
つぶ貝の山葵風味は北海道で食べた「たこわさ」にもちょっと似ていて私の好きな味です。
生ハムチーズ巻は・・・、さすがにしっかりチーズの味がしました(笑)。一口だけいただいて相方へ。
鯛のスモークは桜のチップの香りがしっかりきいていて口から鼻腔に抜ける香りがとても心地良いです。
本当はここで日本酒をいただくのがいいんでしょうけども・・・、お米どころですからお酒もいいのがそろっているし、お酒が強かったら飲みたいところなんですが・・・。でも、飲んだらまた倒れそうなので、がまんがまん。
今日は、前菜から味がしっかりしているので、早くもご飯がほしくなってしまいましたー。
ご飯:土鍋ご飯・牛のシグレ煮
香の物:いぶりがっこ・なす漬け
吸い物:スズキ・とろろ昆布
やっぱり、土鍋ご飯おいしいです。
なす漬けもシグレ煮もどっちもご飯に合います~。あんまり美味しくて、ご飯をおかわりしてしまいました。やばいですね、まだ序盤で、お料理は続くのに、ペース配分考えねばいけません。でも、このご飯、本当に美味しいんです。
私が釣った岩魚さん!!
釣ったときはけっこう重かったけども、堰堤で水面まで高さが4Mくらいあったのをブッコ抜きしたので重くかんじたんでしょうね。食べごろサイズです。
ちゃんと泳いでいるように焼きあがっている様はさすがですね。焼き加減が程よく、今まで食べてきた岩魚の中で一番美味しかったです。釣り立てを調理していただいた、というだけではない、料理人の腕をかんじました。ちなみに調理代+200円でした。ご迷惑でなければ、秋も釣れたら、ぜひ焼いてもらおう!!
そういえば、私、お宿に電話した際に魚種を言い忘れていたんですが、もし、ハヤとかカジカだったらどう調理していただけたんでしょう・・?
お造り:鰆のタタキ・鮪・勘八
主皿:白金豚の蒸ししゃぶ(写真なし)
岩手とはいえ、西和賀は山の中なので無理して刺身を出さなくても良いのになあ・・・と、毎回思うのですが、日本食のコースとしてはやはり入れないわけにはいかないんでしょうかね?一般的に、やはり刺身が出てこないとお客さんががっかりするのかしら・・・。うーん。あ、いえ美味しいですし、あればあったで嬉しいんですけど。個人的には山のお宿なら海の幸は無くてもいい人なので。そういえば、以前のお造りはお肉のたたきだったこともありましたっけ。
蒸ししゃぶは、豚肉が「これでもか!!」とたっぷり入っていました。ゴマだれとポン酢で食べるように2種のつけだれが用意されていました。普段、私はゴマだれ派なのですが、豚肉の脂がほんのり甘いのでポン酢のほうが脂をかんじておいしかったです。ゴマだれはゴマが利きすぎなくらいゴマ味が強く、キャベツなどのお野菜にあっていました。
煮物:帆立と蛸の炊き合わせ
去年の春にも「蛸の柔らか煮」をいただいたような気がします。以前のお味を思い出しながら食べてみると、味付けもほぼ同じ甘さの加減。
でも、蛸がちょっと硬かったかな?・・・残念。
蛸の吸盤部分が、程よい食感で、柔らかく味も馴染んでいて美味しかったです。
焼き物:金目鯛のグリル
昨日のグリルがイタリアンだったので、予想はしていましたが金目も洋風でご登場!
金目は脂が乗っていて、しっかり塩コショウも効いていました。小松菜のソースは優しく絡んで、そんなに「洋」を主張していませんでした。さすがに、ご飯のおかずというかんじでもなかったですが、今日は他のおかずがご飯すすむ味付けなのでこれはこれでアリ!ですね。
中皿:イクラ松前・蟹もずく博多
揚物:河豚・蟹の磯辺揚げ・肉団子の玄米揚げ
やはり揚げ物手前でお腹いっぱいになってきました(涙)。
今日の揚げ物は何だろう・・・とお品書きを見て「かっぱ??」と読み間違えてびっくり。・・・岩手とはいえ、河童の揚げ物は出ないですよね(笑)・・しかも河童伝説は遠野ですし。
今日の揚げ物は「ゆず塩」がついてきました。香りが良く、河豚・蟹・山菜のてんぷらにあいますね。肉団子の玄米揚げは、皮無し揚げシュウマイみたいでした。肉自体にしっかり味がついていてさくさくした衣の玄米もあいまって、この1品だけ妙に中華っぽかったです。
デザート:林檎のシブースト・フルーツ
配膳の方と、相方と私の間で、写真の真ん中にあるピンクの品物が物議を呼びました。だって、お品書きにないんですもん。
牛皮っぽかったんですけど、すこし歯ごたえがあって餅っぽいような気も。でも餅だと硬くなってしまうだろうから餅ってことは無いでしょう、いやいや岩手は餅文化なので、餅もアリなのでは~・・・なんて。
中にはホイップクリームとベリーっぽいジャムが入っていました。和洋折衷の創作コースに最後としていいですね。
毎回デザートを食べながら紅茶かコーヒーが出てくれば良いのになあって、思いながらほうじ茶をいただきました。でも、ここのデザート、意外にほうじ茶もあうんですよね。
ああ、お腹いっぱいです~。料理が多いのわかっていて、焼き魚追加しちゃいましたしね~。
今日のお料理は和洋中が入っていて、全体的に味がしっかりしていました。
毎回、いろいろ手の込んだお料理が出てくるので本当に楽しいです。また、秋にお邪魔するのが楽しみ~。
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