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せせらぎの宿 吉野屋 岩手・西和賀・湯川温泉 温泉宿 和食

毎年、春・秋、渓流釣りをするために岩手の湯田まで遠征しています。
以前は、テントを張り、飯盒で米を炊き、炭火で魚を食べ・・・という、アウトドアっぷりだったのですが・・・年をとると人間だんだん楽したくなるんですよね。最近では、宿に泊まり、温泉につかり、上膳据膳でたらふく食し、宿のチェックアウトとともに出撃するという、超自堕落釣行になっています。(その様子は、「食いたい魚は己で釣れ」をご覧くださいな)
春は山菜で有名な西和賀。
旬の名物を食べさせてくれるお宿ということで、こちらの「せせらぎの宿 吉野屋」さんにお世話になりました。


さて、お楽しみの夕食。
和賀町名物「温泉スッポンの丸鍋」が1500円プラスで、追加できたので頼んでみました。(写真左上の鍋です)このスープがとにかく絶品でした。濃厚であり、しかしあっさりした塩気の上等なコンソメスープのようで、これで雑炊作ったら最高ですね。肉は鳥と魚の間。淡白なかんじはワニにも似ているかも?首と肩と皮の部位が入っていたのですが、そのゼラチンがのプルプルしていてとってもおいしー。
6月の鮎解禁とのことで、塩焼きは鮎でした。こちらはちょっと冷えてしまっていたのが残念。
あとは、山菜尽くしです。
ぜんまい・フキ・ウドとニシンの干物を煮付けたもの。西和賀の山ウドは香りが高くどんな調理をしても主張してきます。ちょっとほろ苦いような癖がありますが、一度この味を知ってしまうと病み付きです。
姫竹(根曲がりダケ)の焼いたもの。ばっけみそマヨネーズが添えてあったのですが、これがすごくあっていました。ばっけみそは甘めに作ってあって、和風タルタルソースみたいです。
山菜のてんぷら。何種類かあったのですが山ウドの葉っぱ・たらの芽以外、何のてんぷらかわからなかった・・・・すみません。コシアブラかなあ。サクサクに揚がっていておいしかったです。
蕨のおひたし。「西わらび」というブランド名がついている西和賀特産品です。太いのですが柔らかく噛むとねっとりとした食感が特徴です。私は数年前、この「西わらび」を食べてから蕨が好きになりました。麺つゆのような甘さのあるタレと、オロシ生にんにくがかかっています。意外ですが、これが合う!!にんにくの辛さもあり、大人な味付けです。
刺身。マグロではなかったことが気に入りました。
茶碗蒸し。・・・は、卵豆腐っぽかった・・・。
漬物。たぶん自家製なんでしょうけど、すんごくおいしかった。塩気が程よくて、これだけでご飯いけちゃいます。
ゼリー。最初、色味から「スッポンの生き血」か??と勘ぐりましたが、まさか、そこに生クリームは乗せないですよね?おそるおそる食べてみると、果物のぜりーでした。色からすると山ブドウっぽいんですが、なんかベリーのような香りがします。木苺か・・・カシスのような気もするし・・・なんて考えながら食べていたらあっという間に終わってしまった。
写真だと、少量に見えますが、かなりのボリュームでした。
ご飯半膳も食べてないのに、お腹パンパンです。
ちょっと、休んだら温泉へ・・・とか思っていたのに、お部屋に戻ったら、布団にごろんと横になり爆睡でした(笑)
温泉は、翌朝たっぷり堪能しました。
手作りっぽい桶の露天風呂。渓流から吹き上げる風と、新緑の香りが堪能できました。
お湯は、柔らかくとろみがあり、肌を包み込むようです。いつまでもぽかぽかでした。
ただし、樽風呂から他のお宿が見えたので、気になる女子は暗い時間に入ったほうがよいのかも?

2010年6月3日宿泊
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