今年はどんな状態なのか町役場に問い合わせをしたところ、西和賀は幸いなことに震災そのものの影響がほとんど無かったため、どこも通常営しているとのこと。「それなら」と、漁協から遊魚券を事前購入し、運転手の都合で日程を調整し新緑の東北へ行ってきました。
釣りに関しては、食いたい魚は己で釣れをご覧ください。
季節がら、宿泊はテント張ることも多いのですが、年を重ねるごとに1日の疲れが取れにくくなり、最近は「宿でゆっくりお風呂につかりお布団で寝たいね」なんて言い出すように・・・(笑)
なので、今回は全日お宿にお世話になることにしました。
初日・2日目は、毎度お世話になっている沢内銀河高原ホテルへ伺いました。沢内銀河高原ホテルがオープンして3年目くらいから利用していますので、結構リピートしていますね。
沢内銀河高原ホテルのオープン当時は「何も無い自由・自然を楽しむ」がコンセプトで、TVは無い・エアコンも無い・携帯の電波はつながらない・PCもネット環境も無い・周囲に集落や店も無く、お風呂に入り虫の音を楽しみゆっくりくつろぐためだけのお宿でした。遊ぶ道具はお部屋に木製のパズルが1個あったのを覚えています。
中庭にトナカイがいたり、毎回泊まるたびに夕飯が「ビール煮込み」だったり(名物料理でおいしくて気に入っていましたが)、いい宿でしたが使い勝手は悪かったことを覚えています。
何年か前に経営が変わって、各部屋にTVが設置され、携帯届くようになりちょっと便利になりました。
施設はだいぶ古くなってきましたが、お部屋やお風呂(露天風呂がありますし)は清潔でアメニティもそろっています。素泊まりや朝食のみのプランもあるので連泊もしやすいお宿です。
私も、相方も、ビールは不得手なのですが、夕飯に1杯サービスでついていたので、工場併設のこのホテルで無いといただけないという「樽生」を飲んでみました。
私は、ホワイトビール。さっぱりしていてりんごのような爽やかさのある軽めのビールでした。クアーズのような軽さがあったので、ついググッと勢いよく飲じゃいました。
相方は黒ビール。黒糖のような深みとベリーのような甘みがありました。黒ビール独特のえぐみは無くこちらもさっぱりしていました。
銀河高原ビールは、飲み口が軽くフルーティで飲みやすいです。女子向きかも。スーパードライのようなガッツリ系のビールが好きな人には軽すぎるかもしれませんね。
もちろん、友人へのお土産として、後ほどフロントでダース購入しました。
春ならではの西和賀特産のわらびやふきのおひたし、地元の方が作ったとおぼしきお漬物、この地方の煮物などなど・・。特産品中心メニューで地域がらちょっと味付けが甘めです。私的には好みでしたが、お子様がいるご家族には渋すぎるかもしれないですね。
以前、同じ時期に同じ宿泊パックで川魚の焼き物をいただいたのですが、今回はありませんでした。(本日の、魚料理は、鰆でした)
以前は、夕飯をいただくダイニングの囲炉裏で自分が釣った魚を焼いていただけるサービスがあったのですが・・今もやってくれるのかしら?もしやってもらえるなら、次回は持ち込みしようかなあ。
デザートの「ビスケットのてんぷら」は、秘密のケンミンショーでも取り上げられていたとのこと。味は・・まあ・・・ビスケット・・ですね(笑)
私が宿泊した1日目は、日中雨が降っていて夕方やんだおかげで空気が澄み、夜空がとてもきれいでした。
8:30からホテルスタッフのYさんが「星空鑑賞会」を開くというので参加させていただいたのですが、周囲に何も無いホテル玄関前で、照明が落ちたとたんに頭の上がスカンと抜けて、満天の夜空にぽっかり浮かんでいるような感じになりました。
人工衛星が、西から東へ移動しているのを見て「あれは、きぼうですよ」と教えていただきました。涙がでそうなくらいきれいな空でした。
そのあと、冷えた体を温めるのにお風呂へ行き、露天で夜空を見上げてのんびりつかりました。
経営が変わって合理化され、一部ビジネスホテルチックになったところもありますが、スタッフさんの対応もよく、料理もそこそこ楽しめ、温泉もあり、金額以上の満足が得られるホテルです。