岩手に釣りに行くと必ず立ち寄る定食屋。湯本温泉にある「中央食堂」さん。
うちの相方は、24年。私は、10年ちょっと通っています。とはいっても1年に1~2度ですし、骨折したり震災があったりでいけなかった年もありますけれども。
去年の秋は、いつもよりも日程が短く、日中街中に降りてくる時間がなかったので、こちらのお店に立ち寄れなかったのですが、うちの相方が「やっぱり中央食堂のご飯を食べないと落ち着かない」というので、この春は絶対立ち寄ろう!と決めていました。
お店に入ると、店主さんがにこにこしながら出迎えてくれます。
「ああ、帰ってきた感じ」と勝手に思い、定位置のお座敷に上がりこみ、店内に貼ってあるメニューを眺め注文を考えていると・・。
メニューの中に
「6月9日にて閉店」の張り紙が・・・!!
お話伺うと、お店をたたんで、仙台の息子さんと同居されるそうです。
ご家族一緒に暮らすのはとってもいいことですね。
でも、、でも、、ちょっとさびしいです。
最近の湯本温泉は温泉宿も減ってしまい、お土産屋さんもあちこち閉店し、これで中央食堂までなくなってしまったら・・
(動揺し、写真取り損ないました。すみません。)
春の定番、蕨のお浸し。
中央食堂さんは、あく抜きが丁寧なんだと思うんですが、えぐみが全くないんですよね。
茎が太いのに柔らかく、ねっとりとした粘りがある西和賀独特のわらび。二人で奪うように完食。
私は、行者にんにくラーメンをいただきました。(マーボーラーメンにするか悩んだんですが暑かったので)行者にんにくの香りが移ったちょっと甘めの汁がラーメンスープに溶け込んでいます。
相方は、ラーメンとピリ辛チャーハン。厨房でチャーハンを炒める音がなんとも小気味よくいいです。
私もピリ辛チャーハンを一口、ご相伴。そんなに辛くないと思いきや、後味でピリっとくる感じがやみつきになります。
しかし、前日の夜&朝ご飯をたっぷり食べてしまっていたので、これ以上食べられません。控えめなオーダーになってしまいまったので、横浜に帰る前に「再訪」することを誓い、お店を後にしました。