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俺のイタリアン

俺のイタリアンに行ってきました。
メディアでもよく紹介されている有名なお店ですね。立食形式のうえ予約を取っておらず開店前に並ばないといけないので「利用するのは難しいなあ」と、二の足を踏んでいたお店でしたが、店舗が増え着席タイプの店で予約もできるようになったと女子会メンバーから連絡が入ったので「では」と、予約を入れてもらいました。

当日、予約の10分前に全員そろって店にきてくださいとのことで、みなとみらいから銀座まで猛烈ダッシュで行きました。行列に並ぶと、店の方から黒板記載の「限定メニュー」について案内されました。
日替わりで皿数限定の品とのことでしたので、着席して早々に、限定品からオーダーです。
ついで、シャンパンやカクテルなどドリンクをオーダーして、カンパイ。こじゃれたドリンクは量が少ないので、のんべは乾杯で飲み干してしまいました(笑)
通常オーダーを眺めていると、「焼き物はオーダーから40分位かかります。先に注文してくださいね」とせかされました。追加ドリンクと通常メニューを立て続けにオーダーしましたが、自分たちの頼んだものがどのくらいの量となっているかわからないのでちょっと不安です。。
先に頼んだ限定メニューの品が運ばれてきました。大皿におしゃれに盛られてくるのでテーブルに並びきれない事態になりました。料理を取り分けるても、そのお皿を置く場所がない!!
立食用のテーブルと同じサイズなのか、カフェサイズで小ぶりのテーブルのようです。
テーブルの上を片付けやっと落ち着き、さあお料理を食べて、おしゃべりを・・・と思ったら、ジャズライブが始まりました。
MC上手で、盛り上げるのがうまい。しかし、声も音も大きく、隣に座っている友人の声が聞こえません。また、お誕生日利用の方がいたらしく、どこかのテーブルでハッピーバースデイを演奏し盛り上がっています。
おしゃべりもままならず、次々、運ばれてくる料理はテーブルに乗らないので、せっせと食べます。
演奏は20分くらい続きました。「やっとまともに話せるね」といった声はすっかり枯れていました。
そして、すでに1時間経過していたようで、「オーダーストップになるので追加がありましたらどうぞ」と声をかけられました。まだメインで頼んだお肉もきていないのに、そんなこと言われても・・・と思いつつ、女子なのでとりあえずデザートとドリンクを注文。
しばらくすると、再びジャズライブが!!
曲は違っていたので飽きることはありませんでしたが、またもやおしゃべりは中断され、かなりのストレスです。うーん
2時間制とお店が決めているのですから、ライブは2時間で1回にして欲しいです。
デザートを食べはじめた頃、1時間45分経過し、お会計のレシートが届きました。そしてきっかり、2時間で追い出されました。

料理の感想が後回しになってしまいました。
「今日は総料理長が来ています~」とマイクアピールしていましたが・・さて、どうでしょう。
タイのカルパッチョ柚子風味。これはまあ魚がおいしければ普通においしい料理ですよね。養殖物の鯛のようで脂はそこそこのっていましたが柔らかく水っぽさがありました。
天使のエビと野菜のゼリーよせ。見た目がかわいいですね。エビはうもれていて良く見えず4人で山分けするのが大変でした(笑)野菜は普通。ゼリーが魚介のうまみたっぷりでおいしかったけど、全体的には味薄目。
殻つきウニのコンソメジュレ寄せ。ジュレでかさまししているのかな?ジュレはおいしかったですがウニの下処理が悪くてえぐみが残っていました。ウニ自体は小ぶりで甘いものだったので、そのちょっとの手間を惜しんだことが残念です。
舌平目のロースト。小さい舌平目をくるくると何層にも巻いてありました。ふっくら仕上がっていて、さっぱりした白身に濃厚なクリームソースがよく合っていました。このクリームソースも魚介だしがきいていました。この料理が一番おいしかったです。
BBQグリルミスト。牛・豚・鳥・鹿・ソーセージののBBQ。よく言えばワイルド。悪く言えば味がおおざっぱで固い。特に鹿がかみ切れないほど。値段の割にボリュームたっぷりで食べごたえがありますが。評価は・・・肉に対する好みにより・・・かな。
デザート(写真なし)。時間が押していたのか、店員さんの説明が駆け足でよくわからない。モンブラン、ソフトクリーム、カタラーナ、ショコラアイス。とりあえず4人いるので、1個づつ頼んでみました。ショコラアイス以外はみんな甘かった。逆にショコラは予想のはるか上を行く「ビター」さで、にがすぎて食べられなかった。

使っている素材を考えるとお料理の値段は安めに設定されています。量もそれなりにあるのでお得感はありましたね。ただ、その素材自体は良品が使われているわけではないですし、処理、調理法も良いとは言えません。
そして、ドリンクが高い。コース料理のイタリアンとしては無難なラインかもしれませんが、居酒屋気分でカクテルを頼んでいるとあっという間に跳ね上がります。
チャージ・おとうし・1ドリンク必須で、席に着くためには最低でも¥1500はかかり、最終的にはそこそこの値段になっていました。

客の出入りも多く、店員さんの声もひっきりなしに交差し、テーブルが近いのでお客さんのおしゃべりの声も騒がしく、ライブも音が大きい。
感想は「せわしくうるさく落ち着いてご飯を食べる場所ではない。」という感じです。

別のお店で食事を食べた後、ドリンクとちょっとおいしいおつまみをいただくバールとして利用した方がいいのかもしれません・・・。

2015年10月2日来訪

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