渋谷の246と明治通りの交わる角にある「東京トンテキ」。
国産の分厚い豚肉を低温のラードでじっくり揚げ焼きすることによって肉汁を内側に閉じ込めジューシーで、かつ肉本来の味が楽しめる・・・と、TVやら雑誌で取り上げられていたので前から気になっていたお店にやっと行くことができました。
トンテキ定食(200g)1,000円
大トンテキ定食(250g)1,300円
特大トンテキ定食(500g)2,400円
もちろん、オーダーは「トンテキ定食(200g)1,000円」・・・っていうか女子的には200Gでも多いですけどね(笑)
事前情報では肉が分厚いので火が通るまで20分程度かかる為出てくるまでに結構時間があるとのこと。待つのを覚悟でいかねばならぬと聞いていたので、暇つぶし用に雑誌を持っていったのですが、オーダーして、トイレ行って戻ったら目の前に出されました。そんなに早くできるはずは・・・とカウンターの中の調理場をのぞいてみると、ラードで揚げ、グローブのように切れ目を入れたものを大量に作りおきしてました。で、オーダーが入るとそれを熱したフライパン&ソースの上において仕上げ焼きして客に提供。なるほど、5分で出てきますね。
ソースは甘辛く、ニンニクチップもきいていて、ご飯がすすむ味です。山盛りのざっくり切られたキャベツは口の中でモフモフとモサつきますがこのソースになかなかあいます。
しかし、200Gの甘辛い肉を消費するには大量の白飯またはキャベツが必要で、日本人女子の胃袋的にはかなりきついです。
そして、肝心のお肉なのですが・・・ごめんなさい、正直おいしいと思えませんでした。切れ目は入っているものの筋切りされておらず脂周りや端が若干固め。また、切れ目を入れた状態での作りおきのせいか、肉汁は流れ落ち、表面は揚げ油でべっとり中身はぼそぼそ。表面に固まったアクがちょっと血なまぐさいような獣くさいような豚くささを出してしまっています。それをごまかすかのような、濃い目のソースともとれます。
客の回転を良くするため・客を待たせない為の策だとは思いますが、それで本来の味が出せずにいるのであれば本末転倒だと思います。待ってもいいから出来立てを食べたかったなあ。
ううっ、2/3まで頑張ってほおばりましたが無理です~。もう入りません。
お冷がジャスミンティなので、脂を洗い流そうとごくごく飲んでしまい更にお腹ははちきれそうに・・・。
ガッツリ食べたい人には良いと思いますよ。
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