しかし、その提灯は民家の窓に下がっていた。
趣味のオブジェ・・・にしては変だし、ラーメン屋か居酒屋か・・・でも、前後左右どこから見ても、一般家屋。
ずっとずっと気になっていたのです。
この度、再び近くを通ることが出来たので立ち寄ってみました。
時間は日曜日の13時過ぎ。「営業中」の看板と、壁に手書きのメニューがありました。
しかし、やはりどう見ても民家。入るのは玄関からでいいのかな?
うろうろしつつ、メニューを見ていたら、窓から手招きされ「やってますよ~」と声をかけていただけた。ちょっと安心し、玄関から「お邪魔しまーす」と入りました。
玄関先には数人の靴。私たちも靴を脱いで、居間へ。友達のうちに遊びにきたみたいです。
10畳くらいのところに、4人座れるちゃぶ台が3つ。
中目黒に「Chanoma」というお店がありますけど、こちらは本当の「茶の間」です。
2人で、しそ餃子・坦坦麺・広東麺・豚の角煮を注文。
シソ餃子は小ぶりながら肉汁たっぷり。餃子だけなら一人で2~3皿、ぺろりといけそうです。
坦坦麺のラー油は香り豊か。(自家製だそうです)
芝麻醤も、コクがあって味が深い。
広東麺は、野菜タップリの五目とろみ醤油ラーメン。やさしい味わいです。
どちらも、具もスープもタップリで、最後まで飲み干せなかった・・・悔しかったです。
特に、坦坦麺。スープの底に肉が残ってしまったのがすくいきれませんでした。
おいしいものを残すのは、私の信念に反するので・・・本当に悔しい。
ただ、料理がなかなか出てきません。玄関脇に専用の調理スペースがあってご主人が1人で調理をされているらしい。(中華の火力を出すために専用のガスコンロを設置したのだそう)一品一品出てきます。
忙しそうな時・他のお客さんが多いときは、同じメニューを頼むか1つをみんなでシェアしながら待つのが良いみたいですね。(とりわけ用の小鉢を出してくれますので安心)
また、麺物はどれも量がタップリなので、炒め物など他に料理も頼むなら、2人で1個でも充分ですよ。
味はなかなかでした。スープも素材の味がしっかりしてよいお味でした。中華街のチェーン店化されたお店よりもおいしいと思う。
畳の部屋で足を伸ばしてくつろげるので、食べた後ごろっと昼寝したくなりますが、ここは自分家でも友達の家でもないので、グッとこらえて、退散です。
駐車場が無く、店(家)の前に路駐すると近隣から苦情があるとの事。
横浜市営地下鉄の岸根公園駅から歩くか、近くのコインパーキングを利用するようですね。
住所 神奈川県横浜市港北区岸根町408-7 TEL 045-431-7180
定休日 特に無し。ランチ時は基本的にいつでもやっていますが、ご主人に予定(病院とか)が入ると不定期に休むことがあるらしいので要注意。
営業時間 11:00~21:00