会社の社食と手弁当に飽きてきたころ、「なんでもいいから変わったものが食べたい」と、思って探したレストラン「サンジャン・ピエドポー」です。
お店のWEBサイトによると「ピレネー山脈に囲まれた自然豊かなバスク地方の郷土料理」を提供しているらしいのですが、「バスク料理とはそも何ぞや??」ってかんじですよね?
ランチメニューが週替わりでフェイスブックにUPされるようなので、しばらくメニューをウォッチしてみました。フランス料理の煮込みやスペイン料理のパエリアのようなメニューが登場していました。
「ピレネー山脈」・・確かにフランスとスペインの間でした。
渋谷警察署から並木橋方面へ歩き、オフィスのような外観のビルの2階にありました。
旗が大きく掲げられていなければ気が付きませんでした。
ランチがオープンする11時45分に合わせて到着。
席は空いていたので着席しようとすると、「本日は予約で満席」だそう。
2人掛けが6テーブルとカウンターに2人席といったつくりでしたので、キャパが少ないのもあるかもしれませんが、人気があるお店なんですね。
「1時に予約のお客様のテーブルがありますので、それまででしたら大丈夫なんですが・・・」とのこと。
まだ1時間以上ありましたし、私はどちらかといえば早食いなので、料理がスムーズに出てくれば問題なさそうです。ご厚意に甘えることにしました。
ランチメニューはこんなラインナップ。メインは週替わりで3種類ある中から選ぶそうです。
・Pied de Port(ピエドポー)1,080yen
本日のメインディッシュ・ミニサラダ・パン
・Bayonne(バイヨンヌ)1,620yen
Pied de Port、+前菜(または デザート)+飲み物
・Biarritz(ビアリッツ)2,160yen
Pied de Port、+前菜+ デザート+飲み物
今週のメインはこの3種
・国産鶏胸肉のチーズ挟みパン粉焼き 生ハムクリームソース
・仔羊肩肉のグランメール風煮込み
・鮮魚のパエリア
デザートは「リンゴのタルトとフォンダンショコラ」で、すっごくおいしそうです。
が、品数が多くなると時間が読めなくなりそうだったので、今回はあきらめて「Pied de Port」で注文しました。
メインはもちろん、「仔羊肩肉」です。
まずはミニサラダとパンが登場。
レタスとニンジンで、フレンチドレッシングがかかっています、ドレッシングは、酸味がやわらかくリンゴのような甘味がありました。最近、ゴマドレばかりだったのですが、王道なフレンチドレッシングもおいしいですね。
自家製の全粒粉パンは、小麦の味がしっかりしています。この系統のパンは、酸味が強いものがあるのですが、こちらのパンは麦の甘味が強く、少し強めの塩加減が食事にあうのでとてもよかったです。
中はもちもちで、香りもよかったです。
ほどなく、仔羊肩肉のグランメール風煮込みがきました。
「グランメール=グランマ=おばあちゃん」・・・つまり、「おばあちゃんの作った煮込み風」ってことなんだそうです。
煮汁はオイリーで、スープとして楽しめるものではないようです。しかしそのオイルあが、羊肉を包み、しっとり煮あがっています。肉はナイフを使わずともホロホロほどけ、柔らかかったです。
うまみも閉じ込められ、羊の香り(人によっては臭み)もちゃんとあります。ほどける肉とともに香りが喉の奥に流れていきます。羊好きには、ちょうどいい羊感でした。
添え物は、新じゃがとキノコ、カボチャのマッシュ。
ほんのり甘いかぼちゃのマッシュがパンにあいます。パン・・実はもう少し食べたかった。お替りできたのかもしれませんが、フロアに方が忙しそうで、ちょっと聞けな異雰囲気でした。
入店から20分で完食しました。これなら、デザートまでもいけたかも・・・。
気取っておらず、地方の家庭料理というかんじで、とてもおいしかったです。
次回は予約して、しっかりデザートまでいただかなくては!!